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執筆者の写真Koju Ishizumi

アイスホッケーをもっと安全に

【大学入試 共通テスト問題より】


アイスホッケーが題材となっています。

それぞれ6人の選手の2チームが固くて

滑りやすい氷のリンクの上をホッケーのスティックで

パックと呼ばれる固いゴムの

円盤を動かしながら

相手チームのネットに入れる

スポーツです。




時速30キロの速度に達することもあるため

重大な危険の原因にもなり、

スピードと滑りやすいリンクの表面ゆえに




転んだり選手同士のぶつかり合いが様々なケガにつながる

要因となります。



選手を保護するために、

ヘルメット、グローブ、肩、

ひじ、脚用のパッドに装備が

長年導入され、

努力してきましたが

脳しんとうが起こる率が高く




その安全性に関する記事を

読んで、気づいたことを

発表するポスターを作成しているという内容です。





脳しんとうは、

脳の機能の仕方に影響を及ぼす脳の損傷であり



その影響として一時的に意識を

失うこともあり、しばらく選手が真っ直ぐ歩けない、

はっきり見えない、耳鳴りがするということもあります。



中には少し頭痛がするだけだと思っている人もいて

脳に損傷を負っていることに気づかない人もいます。




脳しんとうの長期的影響として


集中力に関する問題


睡眠障害


鬱や気分の変化といった心理的な問題に苦しむことも

あるかもしれません。


味覚や嗅覚の障害を発症することもあります。




そのため、この解決策として

北米ホッケーリーグではバイザー付きヘルメットを必須とし、


意図的に別の選手の頭部を打った選手に

出場停止や罰金といった、厳しい罰を与えるように

なりました。




また、脳しんとうの徴候を示す選手を特定するために

脳しんとう監視員を導入し、

目を光らせています。


そして、ニューヨークにあるリーグ本部から

各試合をチェックし、脳しんとうを選手が起こしていると

監視員が思ったら、その選手を試合から外し




医師による検査を受けるために安静室に連れて行き

医師の許可が出るまでは、

試合に出ることは許されません。




北米ホッケーリーグは、

アイスホッケーをより

安全なスポーツにするという点で大きく進歩しました。




脳しんとうの原因と

影響のことが、より多くわかるようになり

選手の安全を確保するために、さらなる対策を取るでしょう。




安全性が高まることで、アイスホッケーの選手とファンの数が

増えることにも繋がるかもしれません。


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